奈良市の観光消費額は
メンバーの中村文人です。
もし、奈良公園に鹿が一頭もいなくなったら、奈良の観光産業はどうなるのか、そんなことを思いながら少し調べてみました。
新型コロナウイルスが流行する1年前、2019年のデータですが、
・奈良市を訪れた観光客:1741.1万人
・外国人観光客:331.8万人
・修学旅行生徒数:82.3万人
で、奈良市内の観光消費額はなんと1226.4億円もありました。
※参考資料:https://www.city.nara.lg.jp/site/press-release/82015.html
外国人観光客の訪問場所として、ほぼ全員 (99.9%) が「奈良公園周辺」 をあげているという調査もあります。目的は奈良公園の鹿に会うためといっても過言ではありません。
このことから外国人、日本人を問わず、奈良市での観光消費の多くは「鹿絡み」であると推測できます。
鹿せんべいを買って鹿に与えたり、鹿関連グッズをお土産に買ったり・・・。
ではコロナ禍の2020年ではどのようになったでしょうか。
・観光客数:724.2万人(2019年比 58.4%減)、
・外国人観光客数:28.9万人(2019年比 91.3%減)
・修学旅行生徒数:17.4万人(2019年比 78.9%減)
・観光消費額:506.4億円
観光客が半減しても、これだけの観光消費があったのです。(次ページに続く)