USJ並みのテーマパークを開いたとしても

奈良公園に鹿が一頭もいなくなったら、観光客は半減では済まなくなるかもしれません。USJ並みの人気テーマパークを奈良公園内に開いたとしても、2019年の観光収入は得られないでしょう(USJ の売上は約1400億円)。
ならば、収入を生み出す奈良公園のリソース(鹿)をもっと大切にすべきではないでしょうか。

いま奈良公園では、ゴミのポイ捨て問題、鹿へのエサやり問題(鹿せんべい以外の野菜やパンを与える問題)、そして交通事故など、鹿を脅かす問題が数多く発生しています。
行政は早急に対策を講じるべきだと思います。

奈良公園の鹿を大切にすることで観光収入も安定するでしょう。観光客を呼び寄せるために、いろいろなもの(箱物)を建てるよりずっとエコです。何より奈良公園の鹿は、私たちの心を癒してくれます。

美しい自然と1300年以上前から人と共生してきた鹿を守るために、行政も私たちも、できることからやっていくべきだと思います。

【追記】
奈良公園の鹿を守りたい一心で上梓した書籍『奈良公園の鹿を「殺す」のは、誰か』(奈良公園ゴミゼロプロジェクト実行委員会・著、CATパブリッシング刊)をご一読いただければ幸いです。
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