こんにちは。メンバーの川上です。
ほとんどの方にとって、このブログタイトルは衝撃的かもしれません。しかし事実です。
NHKプロデューサーである堅達京子氏は著書『脱プラスチックへの挑戦』(山と渓谷社)の中で、わたしたちは毎週約5グラムのプラスチックを食べていると述べています。

撮影:川上悠介

プラスチックゴミというと海洋を汚染するマイクロプラスチックがメディアによって問題視されることが多いですが、海に流出するものだけではなく地上でも多くの問題を引き起こしています。
その最大の問題はビニールハウスやビニールマルチなどの農業資材です。

プラスチック製品は概して紫外線に弱く、劣化してボロボロになり、マイクロプラスチックが空気中に飛散し、さらに土中に埋もれ、大気も大地も汚染します。
またコロナウイルス騒動によりプラスチック製品の使用が激増したことも残念でなりません。

プラスチック製品は安くて使い勝手が良い反面、再利用が非常に難しく、環境に負荷が大きい素材です。そしてマイクロプラスチックはわたしたちの人体に侵入して環境ホルモンに似た働きをして、健康被害を引き起こしています。
このような問題を解決するためには行政に頼るだけではなく一人ひとりの意識が大切です。

私は自然農を実践し、機械やプラスチック資材に頼ることなく自給作物を栽培しています。また普段の生活でもペットボトル、ビニール袋、ラップ等は一切使いません。
一人でも多くの方がプラスチック製品の使用を最小限に抑え、後世への負担を少しでも減らしていきましょう。