前回の山出さんのブログ “ モモちゃん ” に触発されてしまった安達です。
そう、やっぱり “ ニーナ隊長 ” も登場させねば!と(笑)
ご存知の方もたくさんいらっしゃいますが、あらためての紹介を。
2009年6月9日、オーストラリアで生まれました。現在、12歳半くらい、人間でいうと80歳は優に超えています。
現地で盲導犬になり、縁あって大阪の「日本ライトハウス盲導犬訓練所」にやってきました。あらためて関西弁もマスターし(?)大阪で8年間、ユーザーさんと生活を共にしました。
そして引退の時を迎え、また新しいご縁で、この自然豊かな奈良で終生を過ごすことになります。まさか、奈良公園の自然や鹿を守るために一役かってでるなんて、ニーナは思ってもみなかったでしょう。
毎回たくさんの人たちの笑顔に包まれて、おまけにアヒル(コールダックのkちゃん)のお友達もできて、幸せに過ごしてくれているはず・・・と勝手に思っています。
私たちが盲導犬に関わるようになったきっかけは、26年ほど前に我が家にやってきた黒ラブの女の子“らぶ”です。初めての犬との暮らしで、知識もあまりなく、今となっては彼女には悪いことをしたなぁと反省していますが、14年近く一緒に生活をしました。彼女を見送ってからしばらくは空白期間でしたが、どうしても犬のいない生活が考えられず、悩んだ末、盲導犬育成のボランティアに進むことにしました。
その時点から10年ほどの年月が過ぎ、出会ったのがニーナです。
ある日、ふと気付いたことがありました。“らぶ”が亡くなったのが2009年の3月です。そしてニーナはその同じ年の6月に生まれています。私の勝手な思いですが、きっと、きっと、“らぶ”の魂が生まれ変わったのだと。
いつも私のそばに寄り添って、励まし、見守ってくれていた“らぶ”なので、えいやっとまた下界にきて、少し時間はかかったけれど、また戻ってきてくれたのかと。
そんな風に一人で解釈して、幸せな温かい気持ちで過ごしています。