メンバーの中谷です。
秋の実りの季節になりました。私は奈良市東部の山間部に暮らしているので、どんぐりにアケビに栗に柿に・・・あちこちに美味しい実りがたくさんです。
栗が落ちていると、皮を剥くのが大変なのはわかっているのに拾わずにはいられません。

今年もたくさんの栗が手に入ったので、初めて渋皮煮に挑戦しました。 
日が暮れてから皮をむき始めたので、数回のアク取り、スジ取りをする頃にはもう夜中。初めてなので、何が正解なのかわからないながらに、やりだしたからにはお砂糖で煮るまで仕上げてしまわなきゃと、眠い目をこすりながら栗とにらめっこしておりました。 

やってみて初めて、煮汁がとても濃く赤黒くなることを知りました。これはきっと染め物に使える!と思い、汁を冷ましてとっておきました。綿を紡いで糸にしているので、後日染めてみようと思います。
調べると、イガ、鬼皮、渋皮、はそれぞれ違う色に染まるのだそう。これはまた、夜なべしごとをしてしまいそうです。

夕暮れ時には 山の方から鹿の鳴き声が聞こえてきます。栗やどんぐりを食べに来ているのでしょうか。私も自然の恵みに感謝して、深まる秋を楽しみたいと思います。