実行委員会メンバーの山出です。

20歳まで暮らしていた実家から奈良公園まで、歩いて10分。小学生の頃、夏休みは朝から日が暮れるまで、クワガタムシやセミ、川の魚などを採って遊んでいました。
そんなある日、やすらぎの小道から林のなかに少し入り込んだところに立つクヌギの大木のまわりで、自分ひとり、クワガタムシを探していました。殺気を感じて振り返ると、背後に雌鹿が迫ってきていました。目が合いました。ビリビリビリ、全身に恐怖の電気が走りました。

その後、どうやって逃げきったのか覚えていないのですが、背中の真ん中にはしばらくの間、鹿の足裏の形が残っていました。親にはしこたま怒られました。

そう、私は身をもって奈良公園の鹿が野生の動物であることを知り、子どもを守る時の母の強さを体験していたのでした。
今回、ブログの順番が回ってきたおかげで、古い記憶が甦ってきました。
私は鹿が怖かったのでした(笑)